感動の涙は明日へのエネルギー!
ストレス緩和に涙が有効!!

最近「涙」をながしていますか?
今回第7回「NTT西日本コミュニケーション大賞」が、脳生理学者であり、「涙」研究の第一人者である有田秀穂教授(東邦大学医学部)の監修のもと「涙ニーズと涙の効果」に関する生活者意識調査を実施した結果を見てみました。
以下の調査結果は、20~40歳代の男女(各150名 計300名)で集計を行ったものです。

~専門家に聞いてみました!~
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有田秀穂さん 東邦大学医学部教授 セロトニン道場代表(http://www.serotonin-dojo.jp/index.html) (略歴) 昭和48年 東京大学医学部卒業 昭和51年 東海大学医学部助手(第二内科) 昭和59年 筑波大学基礎医学系講師(生理学) 平成2年 東邦大学医学部助教授(第一生理学講座) 平成8年 東邦大学医学部教授(第一生理学講座) 平成17年 東邦大学医学部教授(統合生理学に改名) 現在に至る (著書) 「セロトニン欠乏脳」NHK出版 「脳からストレスを消す技術」サンマーク出版 「共感する脳」PHP研究所 など |
■現代人は涙を求めている。
涙を流すという行為は一種の共感であり、人間の脳には共感を発現させる「共感脳」(前頭前野の内側部)があります。
共感には対象となるものが必要ですが、コミュニケーションのあり方が多岐にわたりストレスの多い現代社会では、人々は共感し涙する機会を映画や小説、テレビドラマなどに無意識に求めているのではないでしょうか。
■ストレス社会では自浄作用のある"感動の涙"が効果的。
人の自律神経は内臓や血管などの働きを整え、人間の体をコントロールしています。
その自律神経には体を活性モードにする交感神経(起きている時に優位になる神経)とリラックスモードにする副交感神経(寝ている時に優位になる神経)があり、この2つの神経のバランスを適正に取りながら我々は生活をしています。しかし強いストレスが加わると交感神経の緊張が極度に高まってしまい適正なバランスが保てなくなってしまい、さまざまな障害が発生します。ストレスが溜まっていると感じたときは、意識的に副交感神経を刺激することが、健康を維持するために必要なのです。
涙を流すときには、自律神経のバランスは副交感神経側にシフトしますから、起きてストレスの中で生活している状態でありながら、ストレスを緩和する効果が現れます。心が動いたときに流れる"感動の涙"には、ストレス緩和の作用があることを私たちは証明しています。
ドラマを見たり物語を読んだりすることで、主人公や登場人物の人生を疑似体験し、感情を共有することで流れる涙が"感動の涙"です。したがって、映画や小説、テレビドラマなどで感動の涙を流すことは、心をリフレッシュさせ、ストレスを緩和させる効果があるのです。
POMSテスト(※)でも同様に、涙を流したときは「スッキリ」【図1参照】するという結果が出ています。

【図1】涙を流す前後のPOMS心理テストの結果比較
※POMSテストとは、気分の状態を「緊張・不安」「活力」「抑圧」「疲労」「怒り」「混乱」という六つの尺度で測る心理テストのことです。
■涙は抑えず、自分の感情と素直に向き合うことが大切。
泣きたくなったらがまんをしないということが大切です。
映画を観たり小説を読んで、胸にグッと詰まる感じがしたり、目が潤んできたら、がまんをせず思いっきり涙を流すことをお勧めします。
特に"号泣する"ことは共感脳を刺激するのに効果的です。"感動の涙"を流すにはある程度時間をかけて映画や本の内容に共感する必要があります。感動がこみ上げるにつれて、脳の前頭前野、特に「共感脳」の血流が増えていき(号泣前兆期)、この状態が続くと共感脳が激しく興奮(号泣トリガー期)することで"感動の涙"が流れます。【図2参照】この時、交感神経から副交感神経にスイッチされ、心をリフレッシュすることができるのです。

【図2】号泣における脳内の血流の変化 (nmol:脳の血流量を量る単位)
[oxyHb:酸化ヘモグロビン、deoxyHb:還元ヘモグロビン]
・・・ともに血液中に含まれる成分のひとつ。
■感動の涙は、明日へのエネルギーとなる。
感動して涙を流すという行為は、ストレスを消し心が癒されると同時に、共感脳の機能を高めることにもつながるので、普段から定期的に涙を流す方が良いでしょう。
日々感じるストレスの中、明日の自分、明日へのエネルギーへとつなげるためにも、涙を流すことは、短時間で心理的苦痛を洗い流すことができ、気持ちをリセットさせることができるので、心と体の バランスを取り戻す方法として効果的なのです。
第7回「NTT西日本コミュニケーション大賞」の公式サイト上では、涙や感動を誘う「ちょっといい話」を募集するとともに、これまでの受賞作品=「涙と感動へ誘う珠玉の短編ストーリー」が朗読コンテンツとして多数、公開されています。
あなたも感動の涙を流してみては?きっと明日への元気を取り戻せるはずです。










