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『Dr.パルナサスの鏡』 リリー・コール インタビュー

リリー・コール
1988年イギリスのトーキー生まれ、ロンドン育ち。
14歳のときにソーホー通りを歩いていて、ケイト・モスやシンディ・クロフォードなどのスーパーモデルのエージェントであるストーム・モデルにスカウトされた。2003年の「イタリア・ヴォーグ」誌上で、スティーブン・マイゼルが撮影した写真が掲載されると、その完璧なスタイルとハート型のドール顔が大評判となり、世界で最も知られるモデルの1人となった。学業でも秀で、ケンブリッジ大学のキングス・カレッジに入学、美術史を学んでいる。
映画デビューは2007年の「St.Trinian's」。その後、サリー・ポッター監督、ジュード・ロウ主演の「Rage」(09)、シェカール・カプール監督の短編「Passage」(09)「There Be Dragons」(10)、ルイス・キャロルを題材にしたマリリン・マンソン初監督作品「Phantasmagoria:The Visions of Lewis Carroll」(10)など、次々と話題作に出演している。
映画:『Dr.パルナサスの鏡』STORY
2007年、ロンドン。石畳に馬の蹄が響き、今にも壊れそうな馬車を引いている。
タワー・ブリッジの袂で停車すると、馬車から奇妙な舞台が現れる。旅芸人の一座の出し物が始まるのだ。座長は1000歳以上だという老人、パルナサス博士(クリストファー・プラマー)。座員は、博士の美しい娘ヴァレンティナ(リリー・コール)、彼女に想いを寄せる曲芸師のアントン(アンドリュー・ガーフィールド)、皮肉屋で頭の回転が速いこびとのパーシー(ヴァーン・トロイヤー)。アントンの口上で始まったのは、人が心に秘めた欲望を具現化して見せる「イマジナリウム」。パルナサス博士の瞑想に導かれて鏡を通り抜けた観客は、そこに広がる自らの願望を形にした幻想世界を体験できるのだ。
しかし、怪しげな一座の舞台にあがる観客はいない。いたずらな子供が偶然飛び込んで、めくるめく体験に目を丸くするだけだ。かつてパルナサス博士は、人里離れた山里で暮らす偉大な僧侶だった。今でもその気になれば世界を揺るがす力を持っているのに、彼は何かに脅えていた。悪魔の Mr.ニック(トム・ウェイツ)にそそのかされて下界へ降り、一人の女性に恋をした時、博士は不死と若さを手に入れるためにMr.ニックととんでもない約束をしてしまったのだ。生まれてくる娘が16歳になったら、悪魔のMr.ニックに差し出すという約束を・・・・・・。

映画:『Dr.パルナサスの鏡』
http://www.parnassus.jp/
2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか
全国ロードショー
監督:テリー・ギリアム
出演:ヒース・レジャー、クリストファー・プラマー、ヴァーン・トロイヤー、アンドリュー・ガーフィールド、リリー・コール、トム・ウェイツ、ジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウ ほか
(C) 2009 Imaginarium Films, ©2009 Parnassus Productions Inc.
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『Dr.パルナサスの鏡』
リリー・コール インタビュー


前回新作映画としてご紹介した『Dr.パルナサスの鏡』がついに1月23日(土)に公開されます。ヴァレンティナを演じた弱冠21歳のスーパーモデル、リリー・コールが日本封切り直前に急遽来日。
ちょこアゲがリリーに緊急インタビュー。

普遍的な欲望は、『内面的な幸せ』
普遍的な欲望を求めていきたい

―― 「人間の欲望を映す鏡」というコンセプトに魅かれました。自分の欲望を実現できるとすれば、どんなことをしてみたいですか。

「基本的に人間の欲望はとても普遍的なものだけど、同時に常に変化していくものだとも思っているわ。昨日欲しかったものと、今日欲しいものって違っていたりするでしょ。おかげさまで私自信は色々な物事を求めて欲望を感じて、ラッキーなことに多くのものを手に入れることができたわ。だけどこれからもまた新たな欲望を抱いていくと思う。今私が言ったような欲望って表面的なものであったりするの。ただそれとは別に普遍的な欲望は、『内面的な幸せ』だと思うわ。それは物質的なものとは関係なく常に自分が本当に心の底から幸せを感じることができている状態。私はその普遍的な欲望を求めていきたいわね。
この映画のコンセプトはとてもシュールだと思う。鏡の中に入れば自分の欲望を満たすことが可能な世界を見ることができる。それって『常に自分の夢を信じ、常に自分の夢に対して行動を起こせばそれが実現できるんだよ』というギリアム監督からのメッセージだと思っているわ」

選択から次のステップに
上がっていくことが夢への糧

―― ギリアム監督が創造したお話を自由に解釈することがこの映画の醍醐味だと思います。リリーさんはこの映画をどのように解釈をしましたか?

「それはすごく重要な指摘だと思うわ。
この映画の曖昧な部分を、見る人がそれぞれ違う解釈をしたって全然構わない。好きなように解釈して好きなものを得て、帰ってもらいたいの。映画の中にたくさんの要素が絡み合っていて、映画の楽しみ方もその要素によって千差万別になると思う。セットデザイン一つとってもそう。だけど個人的に私が重要視しているのは、『夢を持つことの大切さ』、『想像のパワー』。あとは『人間が人生において選択するための力』もそうね。
劇中では様々な選択を人間がしていき、『黒か白か』、『善か悪か』がとてもはっきりしているの。人生って現実にはそううまくはいかない。人間は常に選択をしていくべきで、その選択が間違っていても正しくても常に次のステップに上がっていかなくてならないと思うわ。その数々の選択が夢をかなえるための糧になると思う」

この作品に対する想いは
『感動、誇り、同時にメランコリー』

―― 撮影中にトニー役のヒース・レジャーが亡くなるという非常に痛ましい事件がありました。制作中止もささやかれていた中で、3人のキャストを迎え奇跡的に公開を迎えることになりましたね。

「私に限らず関係者誰もが同じ気持ちだったと思うけど、当時は本当にどう対処していいかわからなくて辛い状況だった。正直にいうと、これまでの人生の中で一番悲しい事件だったの。それと同時に、その3人の俳優が名乗りをあげてくれたことが感動的だったわ。ヒースが居なくなってしまった事でよりみんなで力を合わせて作品を完成させようと努力をしたの。でもすごく複雑な気持ち。この作品に感動をしつつ誇りにも思うのだけれど、それと同時に今でもメランコリーになったりするの。ヒースの事が話題に出ると悲しくなってしまう。ヒースのことだけは残念でならないわ」

―― ファンタジーは好きですか?リリーさんの好きなファンタジーのお話を教えてください。

「私はあまりジャンルにとらわれることがないから、特に『ファンタジー映画が好き』ということはないわ。いい物語であればなんであれ人の心を引くと思う。
そういう意味では私の好きな作品の中でファンタジーなものはあるわね。しいて言えば、クラシックな作品なのだけど、『不思議の国のアリス』や『美女と野獣』が好きよ。あと最近は『アバター』を観たわ。『ポカホンタス』みたいで面白かった!ストーリーラインもファンタジーとして好きよ。あとはヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダムの鐘』も好き。ドキュメンタリー以外はすべての映画がファンタジーといっても過言ではないと思う。誰かの想像の産物としてその物語が描き出されているわけだからね。だからファンタジーな要素はあらゆる映画に含まれていると思うわ」

ヒースからのメッセージは
『Fail Gloriously
(栄光に失敗せよ!)』

―― 最後に、撮影中にヒースとの間で何か印象に残った言葉や思い出はありますか?

「特にこれという言葉は思い当たらないかな。ヒースについて考えると、才能はもちろんだけど、それよりさらに思いやりがある人だった。そこにとてもインスパイアされたわ。
あとエピソードとしてはヒースが私の友人に宛てたカードに『Fail Gloriously(栄光に失敗せよ!)』というメッセージを書いていたのよ。『失敗するなら、とことん栄光に満ちた失敗をしなよ!』という意味だと思うのだけれど、『やるならとことんやる』というヒースの姿勢があれだけの成功を彼にもたらしたのだと思うわ!」

ベイビーフェイスでありながら八頭身以上(!?)のボディを持ち合わせたスーパースレンダーモデル、リリー・コール。どの質問に対してもはきはきと自分の意見を的確に応える姿勢に彼女の知性を感じずにはいられませんでした。美貌と知性を持ち合わせたスーパーモデル、リリーの迫真の演技でさらに彼女の魅力をアゲた本作をぜひお楽しみください。


 

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