- Movie&Disc 1


- 映画『ハゲタカ』
http://hagetaka-movie.jp/index.html
2009年6月6日全国東宝系ロードショー
(C)2009 映画「ハゲタカ」製作委員会
DVD:『ハゲタカ』
PCBE-62419 11,970円
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- Movie&Disc 2


- 映画:『愛を読むひと』
http://www.aiyomu.com/
2009年6月19日TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
(C) 2008 TWCGF Film Services II, LLC.
All rights reserved.
DVD:『絶対の愛』
BIBF-7516 3,990円
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あなたにとって仕事とは何ですか?
働く人間の葛藤と闘い
あなたにとって仕事とは何ですか? 単に収入を得る手段? 生きがい? 1日のほとんどを会社で過ごしている読者も多いはず。この作品を見ると、"働く"ということの意義を改めて考えたくなる。
バブル崩壊後の日本企業が"ハゲタカ"と言われる外資企業に買い叩かれ、日本的価値観が揺らいだ時代を描き、ギャラクシー賞、イタリア賞など国内外の名だたるテレビ番組賞を受賞したNHKの名作ドラマが、世界経済が混迷を極めるこの時代に、映画としてまたわたしたちに問題を投げかける。
"ハゲタカ"の異名を持つ敏腕ファンドマネージャー鷲津(大森南朋)。悪の権化のように揶揄された彼だが、買収し経営見直しをした企業は赤字から黒字に転換。経済記者・由香(栗山千明)は、ハゲタカは"悪魔"なのか"救世主"なのかという疑問を抱いていた。改革を掲げながらも何も変わらない日本に失望した鷲津は、国外でなりを潜めていた。拝金主義の日本経済は、08年秋のリーマンショックを引き金に崩壊の一途をたどり、基幹産業ともいえる自動車メーカーが、中国の投資ファンドにいきなり買収を仕掛けられるという事態に陥る。技術力、生産力、雇用、売上を中国に奪われるのを阻止するために"伝説のハゲタカ"鷲津が日本に呼び戻された。"赤いハゲタカ"と名乗る中国ファンド側の劉(玉山鉄二)は、かつて鷲津の部下だった男だ。日本経済の存亡をかけて"伝説のハゲタカ"と"赤いハゲタカ"の戦いが始まる。
実際の経済問題をベースに、リーマンショック以降めまぐるしく変化する世界情勢の影響で脚本が2転3転し、クランクイン直前まで変更が重ねられた。6/6公開なのに完成したのは5/1という時事ネタ鮮度は最高の状態。経済を核にした物語だが、働く者同士の信念の闘いを描いた骨太の人間ドラマは、映画でも健在。日経新聞を読んでなくても十分面白い! 随所にドラマのシーンやセリフとリンクする部分があるので、ドラマシリーズのファンはさらに楽しめる。そして、大森南朋、玉山鉄二、松田龍平らのスーツ姿も女子的には外せない。
世の中の悲劇は"金のある悲劇"と"金のない悲劇"だという。"金のある悲劇"、体験してみたいな・・・。ちょっと宝くじを買ってきます。
男にとって忘れられないもの
女にとって変わらないもの
ケイト・ウィンスレットがアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した話題作『愛を読むひと』がいよいよ公開に。15歳のマイケルは、30代の美しいハンナ(ウィンスレット)と恋に落ちた。愛し合う前にマイケルが本を朗読するのが彼らの儀式。しかし、突然ハンナは姿を消し、マイケルの夏は終わる。法学生となったマイケルは、ナチのホロコースト裁判の被告として出廷したハンナと再会。ある"秘密"を守るために有罪となった彼女のために、彼は20年間本を朗読したテープを送り続ける。中年になりようやくハンナと対峙したマイケルは少年の日の初恋が、知らないうちにマイケルの人生に大きな影響を与えていたことを自覚する。
ケイト・ウィンスレットが女性としての輝き、戦争という時代に翻弄され、老いる36歳から30年に渡るハンナの人生を生きる。官能美あふれる性描写、老け役含め、隠すものナシの赤裸々な演技は女優としての果敢なチャレンジが感じられる。これは単に泣けるラブ・ストーリーじゃない。見終わってから深い余韻を感じる作品だ。なるべくデートじゃなくて、ひとりで見に行ってほしい。
『愛を読むひと』が男にとって忘れられないものを見つける物語なら、『絶対の愛』は、女にとっての変わらないものを探す物語。ほとんどの作品が、激しい暴力やセックスシーンのせいでR指定となる韓国のキム・ギドク監督。彼の作品には暴力やセックスの裏に、人間の愛に対する純粋ではかない思いがある。海外での評価も高く、現在世界三大映画祭制覇に最も近い監督と言われながら、自国の俳優も彼の作品になかなか出てくれないのが監督の悩みなのだとか。
「彼は私の顔に飽きているのでは? 外見が別人になっても彼はまた、私を愛してくれるのか・・・」そんな疑問を持ち、美容整形で顔を変え、他人となって再び恋人の前に現れる女の物語。女って愛の根源と、永遠の愛を求めたくなるものですよね。でも、これを確かめるのは怖いこと。この作品は見事にそれを描いているけれど、ある種ホラーでもある。これも彼と一緒には見ない方が良いでしょう。愛ってやっぱり業の深いものなのだなぁ。
文/坂本ゆかり


















